IT事業者は何を言っているのかよくわからない

法人・広告主向け

ウェブサイト(ホームページ)を作りたい、こういうシステムが必要だ、社内のこの部分を自動化したい、アプリ!?作りたいけれど高いんだろうなぁ・・・そういったことを日々考える方々はいま日本中にたくさんいると思います。リーンジャパンはそういった方々のうち東京都の方々を中心としてサポートする事業を行っていますが、ここでよく聞くのが「専門家の言うことってよくわからなくて・・・」という言葉です。

今回はその点についてお話いたします。

IT事業者は言葉が通じない

確かに通じません

ホームページを作りたい!なんてときならまだしも、システム開発となったときに特に発注者にストレスを与えるのが「何をいっているのかわからない・・・」という問題です。しかも、わからないといって意味をきいてもさらにわからない。結局、システム会社から出てきたドキュメント等をみて発注をした結果、「なんか違う。。」なんてことがよくあると思います。

この言葉が通じにくいというのはシステム開発においてはむしろ当然のことで、簡単にわかるものばかりであれば外注せずに自分でつくっているはずです。その方がお金も手間もかからないですから。
わからないからこそ外注する。しかし、わからないから外注がうまくいかない。

もどかしいところです。

IT知識を学ぶのは一苦労

しかし、わからないからといってこれらのIT系専門知識を学ぶのは一苦労です。

理由の1つがもともと高度な専門知識が含まれている上に、毎日のようにものすごい速度で新しい概念や手法がうまれているからです。1つ覚えたとおもったら、もうその手法や言葉は古くなり、言葉が意味するものが変わったり、使われなくなったりします。

また、次に、学ぶ場所がなかなかないというのもあるとおもいます。IT知識は話す人によって正解とされるものが全然違っていることが多々あります。ある人はこういったけれども、また別の人はこう話している。そんな世界です。しかも、もう古くなった情報をふりかざして商売にする情報屋やコンサルがたくさん暗躍しているところでもあり、ウソも非常に多いです。本当のことを言っている人を選ぶことが非常に困難であり何を信じたら良いのかという世界なのです。

その状況を見ているうちに、「学ぶ必要が本当にあるのか?」という思いが社長には常によぎります。
本当に必要だ、絶対にさけられない!となるのであれば、経営者はそれをなんとかやりきる気力と体力を持ち合わせていることが多いと思います。しかし、上記専門性や、適当なことを話す業者の声により「本当にこれを学ぶ必要があるのだろうか」「いや、専門家に任せたほうが良いな餅は餅屋というから」「自分は古い人間だからITは無理だ」と考える経営者が非常に多いです。

背水の陣という言葉がありますが、逃げ道がなければ勇気をふるい出すものです。が、逃げ道があると、人間の心は弱いもので、全員でその道を逃げ始めるのです。戦うことを考えなくなるということですね。これがIT知識を学べない最大の理由だと思います。

双方の歩み寄りが必要

そこで、経営者の方が学ぶ必要がある!というだけではなく、IT事業者が経営者にわかるように話す努力をするという、双方からの歩み寄りが必要です。

歩みより

ネットは必要

ここで1つ厳しいお話をします。ネットのことが一切わからない、まったくわからないと割り切ってしまっている方は今後できる商売が非常に少なくなってくると思います。時代の変化には逆らえません。

すでに個人資産が何百億円もあって・・・なんていう経営者さんであれば別だとは思いますが、どんなに能力がある経営者であっても普通の資金力の方は、ネットのことを学ぶことは必要ともうここで覚悟してください。それを覚悟してすすみましょう。

専門家レベルになれということではないです

ただ、ネットの専門知識をすべて学ぼうということではないですし、1人でサイトをつくったりシステムを構築したりという勉強まですべてやる必要があるわけではありません。大切なのはできる限り自分の必要な範囲を学んでいくということにすぎませんし、「無理だから」と思わないことだけです。

また、そもそもネットの知識といっても特にウェブのマーケティングやブランディング面は、ウェブ特有の言葉の複雑さはあれどアナログな世界と地続きになっています。経営者さんの今までの経験や知識や思考能力があれば、いっきに他の人間をごぼう抜きにして感度の高いウェブマーケターレベルになれるきもします。もともとの知識が生きるのですね。

できる範囲で頑張ってできるかぎりは学んでいきましょう。

IT事業者はまず態度を改めるべき

これは意外にも多いのですが、「なぜわからないのだ?」「わからないほうが悪い」「こういうものですよ」というIT事業者は非常に多いです。我々はこの風潮をとても嫌っています。

できる限りわかる言葉で語ることです。なかなか理解できない人に対しては、なにか資料を作る等の努力をしたり、勉強会を開く等、必要となってくるでしょう。また、学ぶ必要はないとおもっている経営者の方に、学ぶ必要はあるんだということを何度も説くことが大切です。

もしくは最初から断る

とはいえ、このようなコストを割いていては事業にならないという方もたくさんいるでしょう。クライアントに使い方等を教えるコストの方が、開発コストよりも高いことを既に知っているでしょうから。そういうときには、最初からリテラシーが高い方の発注しか受けられませんという態度を明確にするしかないと思います。

歩み寄りましょう

このように双方が努力することによって、初めてきちんとしたものが作れる様になると思います。